ケーキから思う「無難」

とあるカフェで

ランチ&ケーキを戴きながらふと思う。

甘さ控えめの、バナナケーキ。スパイスやナッツドライフルーツがふんだんに入っている。

価格帯は他のケーキ屋さんとそう変わらない。

食べかけの写真だよ。リアルやね〜

でも満足度がとても高い。

もちろん、お店の内装、BGM、雰囲気含めて居心地をよくする工夫がされている。

暗めの内装、照明、窓からの間接的な光と、キャンドルの揺らぎも心地よい。

料理にもこだわりや繊細な配慮が感じられる。

無難なもの、は無意識的に選んでしまいがち。そしてそこら中に溢れている。

無難を否定はしない。

無難で大衆的なものにだってお世話になって暮らしているし、私は暮らしにおいては割と現実派で、意匠より機能を優先する時も多々ある。

だから、我が家においては芸術作品のようなお家にはきっと一生ならないだろうと半ば諦めていたりもする。

でも。

すごーく厳しい言葉だけど

妥協と怠惰は紙一重。

こういう美味しいものを食した時に、妥協や怠惰からは程遠い職人魂のような気高さも同時に感じざるを得ないのさ。

ストイックに突き詰める。

それは結果的にいいものを作る。

洋服でも、ご飯でも、インテリアでも、何でもそうだ。

大衆向けのお店に入れば、

悪くない

大丈夫

不味くない

まあええんちゃう

的なモノが沢山並んでいて、つい妥協してしまう事もあるけど

その道のプロって、そこでは終わらないこだわりを持つ人なんだと思う。

厳しすぎて人に優しくなれないエゴイストにはなりたくないんだけど

妥協を重ねて「フツー」「無難」に安心してもいけない。

気をつけようっと。

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