相手に気を遣わせない配慮
相手に気を遣わせてしまったら、それは気遣いとは言えないのかもしれない
まぁでも
パーフェクトじゃなくて色んな行き違いがあるのが人間だったりする
だから仕方のないことも沢山あるけれど
仕事に関しては、常に意識して気をつけたいなあと改めて思う
友達同士や家族よりは、仕事の方が分かりやすい、誤解は生じにくいとわたしは思う
感情や情ではない部分を優先させなきゃいけないことも多いし
仕事だから、と割り切りやすい気もする
昔、社会人デビューした頃に接客業だったこともあって「頑張って気を遣わなきゃ」と気張っていた
でも、当時の上司に「気を遣うことと、気を効かせることは違うんだよ」と優しく諭されたことがあった
あれは今でもわたしの記憶に残る名言だ
言葉遊びとかじゃないから「気を遣う」ことが間違いとか言いたいわけではなく
要はベクトルが「自分」なのか「相手」なのか、心遣いの違いなんだろうと
相手に気づかせないうちにサラッとできるようなスマートな配慮
今でもわたしの目指すところでもある
あの時の上司、まだ20代だったのに凄いなぁ
上品で、賢くて、優しくて、温かい人だった
社会の世知辛さを知らない新人のわたしはその有り難みについてそんなに分からなかったけど
あの上司のような人に出会える確率ってそう多くはないもんなんだよね〜…(遠い目)
40代半ばになった今、偶然出会う「いい人」の有り難みを改めてひしひしと感じる
何人か、いい方の記憶に残る上司がいた
あの人達は今、なにやってるかなぁ
もう業界が違うし、たぶんみんな今は違う仕事をやっていると思う
今となっては連絡先すらもうわからない
おそらくまた会える確率は低いけれど
よき出会いは確実にわたしの中にいい影響を及ぼしている