未来を向き過去を振り返り未来へ向かう

interior インテリア

どっちかっていうとわたしは性格的にも前しか見てない方の部類

で、これが仕事だとマイナスに働く事がある

後ろを振り返る事が苦手っていうとなんか聞こえがいい感じするけど

ゆえにおっちょこちょいだったり昨日の事すらもう記憶が薄れていたり集団行動が苦手だったり、その気質で損したりしている事は

仕事を抜きにしてもおそらく人生全体としてもあるだろうと思う

動物占いはまっしぐらに突き進むゾウ(関係あるんか?知らんけど)

で、昔から面白いと思える仕事はイメージを膨らませる仕事など、やはり未来に向かって想像(創造)をしていく作業

お客様に似合うモノを見立てる事やお客様の好みの雰囲気を作っていく事など、まだ見えぬけど見えているみたいな絶妙な雰囲気が表現されていく過程が面白い

それをしている時は苦痛を感じることはあまり無いのだが

事務作業はあまり好きでなくむしろ苦手

とくに数字の確認とか反復作業の繰り返しとかは集中力が持たず気が散ってしまいがちで面倒くさくなりテキトーになる

家を作る打合せは基本的に未来に向かって前へ前へ進んでいくし、インテリアコーディネーターも想像を形にしていく作業が多い仕事だからストレスが多いなりにもきっと何だかんだ続いているんだと思う

打合せの準備も、基本は前を向く作業の連続

打合せが主な仕事でもあるから、お客様に準備していかなければいけないことに追われひたすら次次、未来の事に向けた作業であっという間に時間が過ぎてしまう

だけれども、ここで大きな落とし穴

アパレルで洋服などをお客様にコーディネートする作業は、オーダーの仕立てなどでなければ基本的には既成の何かしらを見立ててお勧めし、お客様がご満足してくださればそこで一旦全てが完結する

色んな人達が関わって創り上げてきた製品を最後の最後でお客様にお勧めする販売員がいて、それを購入して着るお客様とその製品がマッチすればそこでめでたしめでたし

だが家作りとなると(注文住宅は)最初に図面上でお客様と打合せをしていき

打合せをした書類に基づいてそれを現場で行う人がいて

しばらく経って色んな事が忘却の彼方に追いやられた頃に現場が出来上がり

そこで最初の打合せやお客様のイメージ通りにちゃんと現場が出来上がってお客様がそこに納得して初めて、ようやく完成となる

お客様が忘れてるような細かい事もあったりはするが、そこはお客様の大事な家だからやはりお客様の思い入れは一番だ(当たり前)

現場を作っていく作業に職人さんや業者さんなど多くの人間が絡み、お客様の満足度がどのタイミングでどうなるか

この半年から1年くらいの間にはけっこう色んな事が起きやすい

打合せの時は大丈夫なはずだったのに、お引き渡ししたらクレームが起きたり、なんて事も可能性としてはある

お客様の心情がこちらとは無関係の事情で何かしらのキッカケで変化していたり、不満を我慢していたり不信感を持ったりする出来事があったりなどなど

絡む人間が多いゆえ責任の所在が明確にならない事もある

人によって左右される事もよくある

そして図面に基づいて現場を作っていく職人さん達には、口八丁でいい加減な担当者は大体嫌われるような気がする(事実はわからないけど)

彼らは現場を納めなければならない、手を動かさなきゃならない職業柄も手伝ってなのかとてもリアリストな感じがする

現場を綺麗に納めることが仕事だから、いい加減な図面の指示とか、整合性が取れていない書類があると彼らに迷惑がかかる

営業や設計やICがいくらお客様にいい顔をしたとて、現場が綺麗に出来なかったら満足度もただ下がりだし、連携が取れていないと結局はお客様にも迷惑がかかるから、関係者のチームワークや信頼関係なども大事になってくる

何が言いたいかというと、だから前や未来ばっか見てフワッとした事をやっているだけじゃダメなんですよねーという自分への戒めも含む話

現場のリアルもちゃんと把握しつつ打合せだけが仕事でないことを常に頭に入れとく

お客様との打合せに神経を集中させた時間が終わると

打合せがまずひと段落して終わったことにとりあえずホッとし

変更やら修正やらを重ねた打合せの記録の図面をひとまず保存し、現場が始まるまでのタイムラグがあるためその間にどんどん記憶は薄れていく

そしてまた次に控えているお客様の打合せに抜かりないよう次の準備に向けて神経を使ってしまうんだけど

打合せが終わった後の書類の確認、事務作業も実は同じくらいに本当は同時に神経を使っていかないといけないという

業者さんや職人さん達の元へいく正式な書類への落とし込みも現場の要になる重要なもので

結局は自分がそこに手を抜くと自分の首をしめる

職人さんと直接やり取りする事の少ない大手HMとかはけっこうキッチリ仕事をしてくれる現場監督がうまく納めてくれちゃったりして

知らない間に進んでたりする事もあるんだけど

(逆に知らない間に誰かのミスを誰かのせいにされてる事もあったりするという話は聞く。まぁそれもあるだろう…)

そんなもんだから、職人さんと直接やり取りしたり、現場に行って作業に立ち会う機会があったりすると、ヤベェちゃんとしなきゃって思い知らされたりする

過去を振り返るっていうのとはまたちょっと違うかもしれないけれど、色々思い起こしながら後ろを振り返り確認する事務作業も、かなり大事なんす

準備もと同じくらい確認もめちゃくちゃ重要なんですよね

過ぎたことはすぐ忘れてしまうアホなわたしは

まだ記憶の冷めやらぬ温かいうちに記録としてちゃんと残しておかないといけないなぁと

何のオチもないけど過去の振り返りも大事だなと思う話でしたとさ

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